パワステボックス

 あちこちスキーにも行って快適に走っていた300Tdiレンジだがある時突然、車庫の床に赤い液体がべっとり。パワステフルードが漏れ出したのだ。パワステボックスは元元のレンジについていた物なので走行距離にすればたかだか8万キロ程度。ただ、レンジのパワステは据え切りを重ねると途端に悪くなるらしいので使い方を誤ったか、それとも30年の経年劣化と冬の寒さでゴムが硬くなりヤラれたか。尋常な量ではないので直ぐに対処しなければならない。こういう時のためにディスコのパーツがあるのだが残念なことについ先日BOXが調子悪いという友人に譲ってやったばかりだ。友人の悪い方のBOXを貰い受けてオーバーホールをする事も考えながら慌てて電話して譲った物の安否を尋ねると、悪かったはずのBOXは自然治癒したので未交換のままとの事。ボールジョイントが固着して先端だけ付いたままのディスコのBOXを頼み込んで返却してもらった上でなんとか交換完了。

 その後、漏れている方のBOXをオーバーホールして予備に回す事にしたが案の定ドロップアームを外すのに苦労した。10数年前に200Tdiレンジの物をOHした時はストレートの店長に頼んでダブルハンマーの技で外してもらったのだが今回は結局SSTを購入して外した。ただBOX側のアウトプットシャフトが長過ぎてSSTが入らなかったのでグラインダーで切り詰めた上で取り外した。