10年目の総括

  
レンジ君?(嬢、様、爺、もっと口の悪い人は老婆という人もいるが私は敬意を評して丁寧語の「お」を頭につけている)も我が家に来てから10年経った。
VINはKAなので実際は16歳である(6歳もサバを読んでいる)が。
 


 アルコール燃料の力を借りての記録が多いので、歯抜けの記録であるが、せっかく「…のおと」なる備忘録をつけているのでデータを総括してみよう。 

5回(10年)目の車検取得記念に新設された林道を走りに行ってきた
  • 7万2千マイルで我が家にきてから現在(’09,11)は163Kマイル超
  • 差引90Kマイル、15万キロ近くを日本で走ったことになる
  • 消費した軽油は12000リットルを超え、それに支払った代金は100万円を超えた
  • 平均燃費は12Km/リットルにわずかに届かないというところか
  • 入手したパーツは、部品取車の購入とその不要部品販売を相殺し、あわせて50万円程度
  • でも内外装品で新たに追加されたのはヘラーの丸型ドライビングランプと自動点灯装置だけ、あ、ETCもあることはある
  • 手作りのウッドフェイシアやオーディオ等で若干グレードが上がった所はあるが、ほとんどは消耗品や錆びた物を、ただ交換しただけ
  • コンプレッサーやホイストクレーン等汎用工具を含め、工具資産の増加30万円弱
  • 支払った工賃は?リアゲート等の塗装、車検時のテスター料等を含めて20万円強か。クラッチ交換が痛かった
  • 職場の駐車場で不動になること2回(クラッチ不具合とオートロック解除不能)
  • 走行中にジャダーやシミーでハンドルが震え、また、異音を聞いたり恐怖に慄き不安になること数え切れず。でも幸いなことに路上での立ち往生は一度もない

 単純平均で年間20万円強で維持したことになるのか、保険(強制、任意)や税金(自動車税、重量税)を除いてのことなのでシビアに見ると一体全体どうなることやら。
 
毎日の通勤に、出張時の足に加え、休日の趣味と実益とを兼ねて使って、乗ってこの総括となる。
要はごく平均的なジーゼルエンジンの日本車を維持するのとほとんど変わらないか、少しだけ安い?
まあ、英国車ゆえに、この10年で通算数カ月は車庫で身ぐるみはがされて震えていたことも事実である。

そして10年たって残ったものは?
 我が家の各部屋にペール缶のゴミ箱とスツールが行きわたり、車庫の床にはオイルの染み。
 それに、工具とノウハウ?。いやいや、安物買いの銭失いで、ただの失敗談で笑いのネタか。

 一番大きいのはアマチュアでもできたという満足感というか達成感。

 10年で完全にハマってしまった。
 LRE(Land Rover Enthusiast)のシールを貼ってもいいだろうか。
  とりあえずは20万マイルを目指しタメラッテいこう

祝 10周年(ユーザー車検Vol5 終了)

レンジを入手してから、まるまる10年が経った。
通算5回車検を受けた事になる。
自慢するほどではないが、一度も民間車検場の世話にはなっていない。
ユーザー車検制度を有効活用している、ただのケチである。

自慢できるのは一発で通った事がないこと!
ま当然の理か。

検査官からはいろいろ教えてもらった。
 1: キャンピング仕様が変だ
 2: 光軸がずれているし、パーキングブレーキの効きが悪い
 3: 黒煙が多い。
 4: サイドスリップが狂っている。

さて今回は……。

整備中に前々回塞いだはずのマフラーの周辺が煤けているのを発見。
急きょ前回の蓋を外し、新しくステンの板を加工し張り付ける。

果たして検査が通るか……。

 結果
……右目の光量不足
あわてて隣のテスター屋さんでH3バルブをわけてもらい、ついでに光軸調整もやってもらう。

どうも新品でも光量不足気味とのこと。レンズが曇っているらしいがとりあえずはギリギリで通過。

いつかどこかでレンズ掃除をしなくては……。

ブレーキ関係はサイドも含めて問題なし。
 銀連休の苦労の甲斐があった。