レトロフィット

 エアコン化と同時に冷媒をR12からR134aにする事にした。

 一番簡単にディスコや後期型レンジのエアコンユニットをそのまま前期型レンジに移植できないかと散々検討したが結局無理なことがわかった。

 違和感なく前期型レンジに300Tdiのジーゼルエンジンを載せて、かつエアコン化するにはどうしたらいいか随分と悩んだ。ディスコの純正のコンプレッサーには変な憧れがあって、いかにも純血・純正と言いたげにエンジンカバー(インシュレーター)とお揃いのカバーが付くのだ。何とかしてしてこれをレンジに付けたい。そしてどのように冷媒のパイプを這わせるか試行錯誤を繰り返した。

 結果的にはエバポレーターだけがレンジの物で後はエンジンルームから室内のエバポ前まで全部をディスコと部品取車のパーツを利用してアルミパイプ主体のR134a冷媒の前期型レンジのエアコンが出来上がった。(ちゃんと冷えるかどうかは別問題)

KA(93年型)レンジに300Tdiを!

ジーゼルレンジ(クラシック)に拘ってようやくエンジンが載った。

95年型(MA)には純正で300Tdiエンジンが載っているけれど、前期型(〜93)で300Tdiエンジンのレンジローバーは存在しない。

思いがけずEDC(Electronic Diesel Control)エンジンのディスコが入手できたのでオリジナルでワンオフのレンジローバーに挑戦してみた。バックヤードビルダーなるものを真似て、ようやく目処が立った(2年近くかかったけど)。

300Tdiエンジンはドライブバイワイヤーとかで飛行機並みのシステムと謳っているそうだが30年近く前の設計思想は現代では機能するだろうか。

軽トラにタコメーターを

アルバムを整理していたらあちこちに散らばっていたので整理してみました。数年前の工作ですがスライドにしてみました。

ヘッドライトウオッシャー

ウオッシャーホースは左フェンダーの上で切断して塞いである

 レンジのヘッドライトウオッシャーの水漏れは定番のようだ。左右に分岐するTピースのワンウエイ機能が働かなくなって噴射口から 漏れるらしい。そのせいなのかガソリンレンジはヘッドライトウオッシャーへ行くホースをタイヤハウスの上あたりで切断してM10のボルトを差し込んで封をしてある。さらにバンパーにある噴射口のシャワーヘッド も取り外してある。Tピースからエアーを吹いて掃除しようとしたらドボドボっと水が出てきた、塞ごうとして誤って壊してしまったのだろうか。どこかの業者の仕業だろうか。

噴射口の針穴は取り去ってある

 どうもガソリンレンジの前の持ち主は雪のないところに住んでいた方とみえる。暖かい地方に住む人々にとってはヘッドライトウオッシャーなど無用の長物なのだろう。でも積雪寒冷地に住む者にとってはヘッドライトウオッシャーは有用な機能で、冬季には先行車の巻き上げた泥や雪がウインドガラスやヘッドライトに付いてすぐに視界が悪くなる。夜間にウインドウが見えなくなりライトが暗くなったのを解消するのに結構重宝するのだ。

新品のホースを奢った

 同様に最近流行りのLEDヘッドライトは熱を持たないのでライトに積もった雪が解けずに夜間の雪道走行に不安があるとの問題提起も出ている。LEDの道路信号も吹雪いた翌朝には雪で隠れて見えなくなる。雪国は大変なのである。

 せっかくある機能は生かしてあげたい。

 メッキバンパーを外してさらに樹脂製のスポイラー(スカート)を外そうとしたらバンパーに溶接してある固定用のボルト4本のうち3本も折れてしまった。

 数年前に買った格安半自動溶接機は使いこなす事ができず、不要になったバッテリーを充電して直列につないで溶接に挑戦して見た。まるまる1日かけて何度も挑戦したら何とかボルトが溶接でき(ボコボコだけれど)スカートの重さに耐えられるだけの強度は出た(と思いたい)。

あとは遊びの長さを調整してタンクに繋ぐだけとなった

梅里雪山

photo by Kazuki Naruse

中国に長期出張中の成瀬君が送ってきてくれました。2月の春節休みに近くまで行ってきたそうです。

早く楽しい話を聞きたいものです。

ヒーターコア(CRR)

 ’18年の年末になって驚愕の情報が連続して入って来た。2ドアレンジのヒーターが湯気を吹いている映像に驚いて動悸が収まらない間に別の情報でレンジのヒーターマトリックスはよくパンクすると言う情報が入って来たのだ。2番目の情報は救急措置の方法付きだったが、その方法が先日エンジンを降ろしたガソリンレンジのヒーター配管そのものだったのだ。

 どうしよう。ガソリンレンジのヒーターコアがパンクしているかもしれない。ええい、ヒーターコアもエバポレーターも後期型レンジの物をバラして使う事にしようか。いわゆる完全レトロフィットだ。まさに金をかけずに手間をかける。プライベーターの極み。とは言え不安を抱えながら新年を迎えることとなった。

 エアコン化に向けてヒーターユニットを取り外した際に見てみたら不安は的中。ピンポーンであった。冷却水の出入り口は樹脂製でこの部分にヒビが入っている。ひび割れを薄いマイナスドライバーで触っていたらポコっと割れてしまった。これでは持病になる訳だ。さあてどうしたものか。

 ということでヒーターマトリックスを手持ちの材料と少しばかりの材料でオールアルミ化を図ったうえでかねてからの夢であったエアコン化に取り掛かる事にした。

 結局、エバポレーターはサイズの関係でCRR用を再利用することとし、ヒーターコアのオールアルミ化は強度(力量)不足で一旦断念。一番信頼できる輸入部品販売元からコアを入手して組み上げた。