電動シート


 私の元々の本国仕様の200Tdiジーゼルレンジはグレードをヴォーグと謳いながらも布製のシートで、その角度調整はノブで、前後移動はレバーを持ち上げて手動で行う仕様である。一方日本仕様やSE仕様のレンジは電動(パワー)の革シートで、それもコノリー皮とかいう高級な皮らしい。93年型はメモリー機能が付いてドライバーが代わってもボタン一つで元の自分の位置に設定し直してくれる。おまけにドアミラーの位置までちゃんと登録したドライバーの設定に戻してくれるのである。

 でも優れ物とは名ばかりで20年以上の時を経て皮はカチカチになってひび割れが出ているし、メモリーの内蔵電池が液漏れで壊れてしまいおかしな位置でセットしたり限界まで動いて止まったままになったりするらしい。私もKAガソリンレンジを車庫まで移動する間にシートが勝手にどんどん前に動いてしまい電気椅子の被告さながら潰されかかった(一番前で止まったが)。

 軽量化と長期安定利用、それに乗り心地の面から手動で布のシートが一番ではないだろうか。

ま、200Tdiの布シートは若干ほつれ出しているのでとりあえずは電動シートを使うとしよう。

  シートメモリーECUの箱は運転席裏に取り付けてある。一度外した事があれば席下へ手を入れて外せるが、初めての場合はシートを取り外さなければ理屈がわからない。ところがシートを外す際、固定してあるボルトがナメた。M8ボルトで5ミリのヘックス頭であるが2本もナメた。結局6角頭のM8ボルトを溶接してボックスレンチでようやくシートは外れた。

 ECUボックスにはパソコンと同じように封印を破ったら保証対象外などと書いてあるが、何を今更。あちこちのブログやホームページに書いてある通り中身は案の定メモリー用の内蔵バッテリーが液漏れしてた。液漏れしたバッテリを外すとECUが生き返った例があるらしいが、残念ながら私の物はバッテリーを外してから試しに12ボルトを流して見てもシートは復活しなかった。

 運転席のリモコンスイッチを助手席のものと比べると電線がいかにも細い。別途リレーを噛ました方が良さそうだがそれぞれダブルで結線してあるのでとりあえず直結でやってみよう。

 信頼できるホームページの情報を参考にしながら自分なりの手法を模索する。

 24プラス4本で27本もあるコネクタの車体側の配線を利用して、シートモーターの4個、サイドミラーの上下左右のモーターとコントローラーを直結すれば良いのだ。

 そうすればシートメモリーのECUボックスアッシーを外せて軽量化できる

ツチノコ退治

 ずいぶん前の事になるがネット上で議論があったかと思う。曰く、ツチノコ(太い蛇腹)のメインヒューズは是か否か、というかヒューズが熱を持って良いのかどうかというような議論だったような気がする。車内にあるヒューズボックスではなくエンジンルームにあるメインのヒューズボックスの話である。

 91年型までのレンジローバーはオルタやバッテリーから直接バルクヘッドのターミナルポストを経由して室内のヒューズボックスへ電気を供給しているので関係ないが、93年型のレンジはまさにツチノコのような溶融ヒューズの束がクーラントのサブタンク下にあってそこから室内のヒューズボックス等へ電気を供給している。パーツリストによるとJAからLA(92年型~94年型)までに限るようだ(ただ、年式記号のLAは湾岸諸国専用なので国内ではJAとKAのみ)。95年型以降のレンジ(エアバック付きで内装が違う)やマイナーチェンジ後のディスコ(300Tdiエンジン)はサブタンク横にメインヒューズボックスがある。

 進化しているのか合理化という名の下で簡略化されているのかよく分からないが、電気については少しでも目に見える形で良否が判断できた方がいいと考える。これが溶断したという話はあまり聞いたことはないが、万一ツチノコの被覆の中で溶断していたのではパッと見て判断できないので普通のヒューズボックスの方が良さそうだ。ツチノコヒューズは電子レンジに至るまでの過渡期の対策と考えたい。

 面白い事にサービスマニュアルに載っているジーゼルディスコの300Tdiのヒューズボックスは進行方向を向いている。ところがミーティングで見せてもらったバンプラジーゼルレンジのものは横向きである。気になってカタログを見てみると、どうもレンジは横向きでディスコは縦向きのようだ。

 長いことネットオークションでジャンク品を買い漁ってきたのでいつのまにかこのメインのヒューズボックスが2個も手元にある。私が入手した物はバッテリーコードが短いのでディスコ用の物のようだ。ジャンク棚にあるはずの後期型レンジのバッテリーコードを探し出してヒューズ付きの物やコネクタ付きの物と併せて2個1、3個1を企てる。

 ツチノコの中には9本の溶融ヒューズが入っていた。後期型に付いているヒューズボックスか らは12本の配線が出ているので、配線の色の特定ができれば余裕でエンジンルームのヒューズの可視化ができるはずである。ツチノコ付レンジの配線と入手したヒューズBOXの表示と配線の色との整合性の試行錯誤が続く。

 それにベースとなる車体は36Dエンジンの熱のせいかセルのコードと同様にバッテリープラスからツチノコへ行くコードが緑青を吹いている。こんなのが電装にいい訳がない。企画の正当性が見つかった。

 ヒューズボックスに接続するコネクタを端子のみで販売してくれるサイトを見つけて305型メス端子を発注した。送料込み620円也であった。

はじめて

ヤフージオシティーズが3月末で閉鎖するらしいので、こちらに移行しようと思います。

せっかくなので古いホームページビルダーは卒業して、マック対応のものに挑戦してみます。果たして最新のツールを使いこなせるか?