エアコンシステム再挑戦

エンジンルーム側はディスコの純正品を使用し、室内側はレンジ純正と思しきエバポとエキパンを使うように工夫したKA300Tdiレンジのエアコンシステム。自分で真空引きをしていざ冷媒を注入と意気込んだところ一瞬で大気圧に戻る。つまりパイプの接続部かどこかで空気が漏れて真空が保たれないのだ。ミリ規格とインチ規格(R12とR134a)の違いをフレア加工や算盤玉接続で誤魔化そうとしたのが悪かったか。夏以外はエアコンなんて滅多に使わないので放って置いてもよいのだが、せっかく拘って作り上げたシステム。内装のウッドをムク板張りにしてフェイシアを外したついでに見直してみることにした。エバポやフロントデッキ、ヒーターアッシーを外して再挑戦した。

夏休みの工作

ロッカーアームのキャップが外れてタペット音が出たり、パワステポンプのパイプが緩んで重ステになったりしたが、総じてKA(93年型)300Tdiレンジは調子がよい。

世の学生諸君はようやく夏休みに入ったようだが、年金生活者は毎日が夏休みのようなもの。今年は早くから暑かったので夏休みの工作に着手、でも一番大きな作業であるフェイシア周りがまだ残っている。果たして夏休みが終わるまでに完了するか?

噴射ポンプ交換

全塗装したTdiレンジは調子が良い。調子が良すぎて走りすぎたのか持病が出て来た。燃料噴射ポンプから燃料が漏れ出したのだ。ただ、Tdiエンジンとしてはたかだか16万キロ程度の走行距離なので持病と言えるかどうか?

初めはポンプ周りがシットリする程度だったがいつの間にかフロントデフの2箇所の溝にオイル様(実は軽油)の液体が溜まり出し、そこから床に溢れてシミになっている。

噴射ポンプの分解は素人には困難との情報は前から聞いていた。近くでボッシュカーサービスの看板を掲げている店に相談してみたらオーバーホールは簡単そうな話だったので車ごと持ち込んで頼んでみた。

結果、オーバーホールは1日もかからず済んで燃料漏れは治ったのだが、今度は始動性が困難になってしまった。O/H前はセル一発でエンジンがかかっていたのに、しばらくボタンを押していないと掛からなくなり息を吐くような感じでやっとで掛かるようになってしまったのだ。掛かった後は何事もなかったように以前と同じく快調だ。

何日経っても始動性は向上しないので自分で調べてみた。結構高かったランドローバー専用のOBDⅡの有効活用を図るべくダイアグをかけてみたら燃料温度センサーの短絡又は断線と出た。

ディスコのETM(Electoric Trouble Manual)によるとEDC(Electoric Disel Contorol)エンジンの場合、始動時は燃料温度センサーとクランクスピードセンサーの回路で燃料をコントロールして噴射し、一旦エンジンが掛かると別の回路に引き継いでエンジンコントロールするらしい。

ポンプのコネクタを外して燃料温度センサーの導通を測ってみると案の定反応なし。確か1年前に全く初爆が無かった時に測った時は数kオームの抵抗があったはず。あの時はセキュリティ回路がつないで無かったので当然初爆はなかったのだが今回は温度センサーの抵抗値自体が無い。個人向けで安い(私には高いが)物だがダイアグは正確な結果を出すようだ。

今回噴射ポンプのO/Hの際、どこかが外れたか断線したのではないかと疑った。始動が困難なままではいかにもバッテリーに悪そうなのでポンプを外してO/Hした業者に確認をお願いした。

頼んだ業者さんは温度センサーの不具合は確認したがセンサー単体であちこち探し回ったものの入手ルートが無くて連絡しそびれていたようだ。ただOH作業の不手際による不具合ではないとの事。仕方がないので予備にする事も考えてeBayでポンプ一式の中古再生品を探して見た。

その後同じくeBayでVW Tdi用のセンサーを探し出して自分で取り付けてみた。完璧な予備の噴射ポンプが出来上がるか?

小白木峰〜白木峰

コロナ禍の間隙を縫って山にはまり出した息子が帰ってきた。

富山県側の林道が不通だし、R471が冬季閉鎖になったので登山者は少ないはずと見込んで白木峰を目指して見た。

案の定、駐車場には滋賀ナンバーの車が1台だけで下山中の夫婦と思しき二人組に出会っただけ。途中クマの糞はいっぱいあったが山頂は貸切状態。

ほぼ曇り空だったが山頂にいる時だけ青空が見えた。この時期にしてはラッキーだった。

紅葉を探しに(テスト走行)

山登りに行きたいのは山々なのだが今年はコロナが気になって行けずじまい。

気候もいいので気晴らしに雨のない日を選んで車で散策している。

午後から1〜2時間程度、3日ほどかけて地域内を駆け回った。

ようやく復活

 塗装が終わってコーティングが済んだ途端にレンジが不動になった。偶然ディスコの純正リモコンを発見したので復活させようとあちこち触っていたらイモビ(イム:モビライズ)機能が働いてしまいエンジンが掛からなくなってしまったのだ。

 復活までに1ヶ月以上かかってしまい、楽しみにしていたLRミーティングには間に合わなかったが何とか自己解決できた。色々相談をさせて頂いた方に感謝。

スキー場のリフト終点までテスト走行

都会育ち

公道走行が可能になったのであちこち走り回っている300Tdiレンジ。駐車場で横に並んだ他の車と見比べると塗装のハゲや傷が気になり出した。車齢相応のヤレは大事にしたいところだが少しばかりハゲがひどい、持ち主に似たのだろうか。

自分でできる事は自分でやるのが信条なのだが塗装は自信がない。

一人でやっていて腕が良いと評判の店を聞き出したのでお願いしてみた。元来の吝嗇家なのでパネルを1枚ずつ外して持ち込んで少しでも安く仕上がるように頼んでみた。手の空いた時にして貰うように頼んだので丸々3ヶ月かかったが純正色のエイジアンブルーに戻った(はず)。その間スケルトンだけになったのでサビの確認をしながら錆止めや黒色の部分はDIY(自分)で塗ったりしていた。

  • リアアッパーゲートはご覧のとおり。左端はゴムを固定するリテーナーが腐って浮き上がってゴムもブラブラしている。

コロナ禍で巣(車庫)ごもり工作

そして、レンジの室内の工作

純正のエアコンブロワーが2個、追加の軸流型ブロワーの計3個の風量調整をどうするか。できるならこれまでの状態を維持してコントロールしたい。ネットでモーターのスピードコントローラーを探していたら1個800円もする汎用品が見つかった。試しに入手して繋いでみると結構調子が良い。色々調べると最近流行のPWM(Pulse Width Modulation)という方式でコントロールをしているとの事。レンジのエアコンの風はレジスターコントロールつまり抵抗器で電圧を落としてスピードをコントロールしている。このレジスターは高価だがよく壊れるらしい。30年も経った純正のレジスターに見切りをつけて純正風で最新式のコントロールを試みる。